「新しい作品で固めりゃいいもんじゃない」という点を痛感する作品。
こうなると古い作品との温度差が大きくなるわけで、マジンガーとダンガイオーはほぼ空気。
特にマジンガーは旧作バージョンなので、カイザーはおろかグレートも出やしない。
「いるだけ参戦」もここまで酷いとかえって清々しい。
×オリジナルキャラ勢
主人公を筆頭に、ケチがつきまくる。
特に主人公の言動および考えの酷さは致命的。
ネガティブ・両極端・浅知恵と、悪い意味で「主人公らしくない」点が目立ちまくる。
前作(W)の主人公、カズマ・アーディガンが良くも悪くもまっすぐな「バカ」だったのに対し、今作の主人公は「変に浅知恵がまわるが、それによって状況をますます悪化させる役立たず」といった感じ。
まぁ、ある意味「スパロボでは今までいないタイプの主人公」とも言えなくもないが、フォローにすらなってない。
こいつのせいでオリジナリティの評価は低くならざるを得ない。
×シナリオ
薄い。とにかく薄くて印象に残らない。変なイラつきだけが残る。
そのうえ、最近の作品では恒例となっていた「主人公勢の隊名」すら最後まで無い。
大空魔竜隊とか、アークエンジェル隊とか、なにかしらつければよかったものを…。
×二周目以降の面白みが薄い
多少ネタバレになるが、個人的には前作にあった「ユニットの購入」が廃止されたのがとても痛い。
このせいで、ただでさえ凡庸な機体と高性能な機体の差が大きいモビルスーツはとてつもない差ができ、中堅パイロットは機体に恵まれない状態がず~っと続く。
今回は「スターゲイザー」が出ていたから、ブルデュエルとヴェルデバスターを購入し、イザークとディアッカに乗せたかった人は私だけでは無いはずだ。
×パートナーシステム
明らかに失敗。
味方側はまだしも、敵が使ってくるとウザイことこの上無い。
・序盤から、敵が二体セットで登場するので敵が減らない。
・中盤になると、援護防御し始めるのでますます敵が減らない。
・中盤終わりごろになると、援護攻撃も使い始めるのでザコ戦も爽快感ゼロ。
・終盤になると、援護防御のレベルが上がり、もはや削り作業。
でもって、敵を一体にするとコンボでボトボトと落とされていく。
おまけに敵は二体ワンセットなのにてんこ盛りで出てくる(1ステージ20体とかザラ)。
結論:「面倒くさい」
これにつきる。
今までの「隣接しているユニットからの援護攻撃・防御」だったらもうちょっとマシだったろうに…。
このシステムのせいで「快適さ」は最低点とさせていただく。
×KYだらけの自軍。
「スパロボKの『K』はKYのK」と言われるほど、空気が読めない奴が(味方に)多い。
でもって、その中に主人公やヒロインも含まれているから余計にタチが悪い。
おまけにそいつらの喋りが「笑いをさそう」レベルのKYだったらまだしも、明らかに「見てて腹立たしい」レベルだからもはや救いが無い。
特にジョッシュは今後のスパロボに「ガン×ソード」が出ても登場させないでほしい。
微笑ましいどころか腹立たしいだけである。
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- 2009/06/08(月) 15:40:07|
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